egword Universal 2(イージーワード・ユニバーサル・ツー) は、縦書き、原稿用紙モードを備えた日本語ワードプロセッサです。
独自のレイアウトエンジンを搭載し、日本語の文章を美しくレイアウトすることができます。パフォーマンスに重点を置いて設計されているため、数百ページにわたる大作でも軽快に編集することができます。
2007年のバージョン2.0.2をもって開発を終了したegword Universal 2を、当時の仕様を可能な限り残して最新のmacOSでも動作するようにしました。
Word形式は一部の情報しか読み込み/書き出しができないため、他の方とWordファイルのやりとりをするような使い方には向いていないのでご注意ください。
軽快な動作
• Apple シリコンに最適化
• 64bitに最適化
• 独自開発のレイアウトエンジンが高速にレイアウト
美しい縦書き
• 縦書きでもパフォーマンスを落とすことなく編集可能
• 古いTrueTypeフォントでも正しく字形を切り替えてレイアウト
充実したレイアウト機能
• フォントと文字サイズに応じてレイアウトする「標準レイアウト」
• グリッドに揃えてレイアウトする「レイアウトグリッド」
• 原稿用紙のルールに従いマス目に入れる「原稿用紙レイアウト」
• ルビと傍点、ドロップキャップ
• 強い禁則と弱い禁則
強力なタイポグラフィ機能
• 欧文と和文でそれぞれフォントを指定可能
• 物書堂の日本語入力プログラム「かわせみ2」を利用することで簡単に異体字の入力が可能
• リガチャ、スモールキャップス、カーニング等、フォントが本来備えている能力を活用
• ルビ専用のグリフが利用できるフォントではルビで自動的に使用
• ヒラギノ等の欧文イタリック字形にも対応
• IPAmj明朝に含まれるおよそ6万字の漢字に対応
検索機能
• 文書全体の検索結果を一覧できる一括検索
• 正規表現検索と正規表現の入力支援
作表・作図機能
• 大きな表をページごとに分割
• レイヤを備えた強力な作図機能
• 図形の輪郭で回り込み(イメージは透明部分が回り込みます)
充実したワープロ機能
• 見開き設定、段組
• 一つの文書に様々なレイアウト形式を含められるセクション機能
• 推敲に便利なアウトライン機能
• スタイルシート、見出し、箇条書き
• 脚注、文末注、目次、索引機能
• ブックマーク、変更履歴
• ファイルの暗号化
ファイルの互換性
• EGWORD9~14、PURE 4~9(読込みのみ)
• RTF、RTFD
• Word形式(macOSの機能を使っているため機能は大きく制限されます)
• テキスト
• PDFの出力
エルゴソフト版egword Universal 2との違い
• 日本語入力プログラムegbridge Universal 2は付属しません
• 電子辞典、電子辞典ビューアは付属しません
• Word形式の読み込み/書き出しは機能が大きく制限されています
egword Universal 2の歴史
egword Universal 2の歴史は、エルゴソフトが1984年に発表したEgWord Ver. 1.0まで遡ることができます。EgWordはMacで使える最初の日本語ワープロソフトとして誕生しました。それから24年もの間、エルゴソフトによって開発・販売されていましたが、2008年にエルゴソフトが事業を終了したため、開発も終了してしまいました。しかし多くの方が復活を望まれておりましたので、元エルゴソフトのエンジニアで構成される物書堂が正式にソースコードを取得して復活させました。